こんにちは。
今週は「口座破綻する理由」を解説します。
1.2週間の運用結果 「プラス4.83%」
2.デモ口座だけど「ガチ設定」です…汗
3.”間違った判断”の積み上げ = 口座破綻?
4.現在の相場は不安定なのか
上記のとおり。順番に見ていきます。
■1.運用結果 → 想定の範囲内です
2022年末、
リアル口座は完全停止しました。
▢2022年末までの運用結果
合計利回り「プラス49.45%」
合計損益「プラス326,371円」利回りについては、入金額の66万円に対しての数字。
入金額が「7週間」で「1.5倍」になりました。
こちらの投稿で紹介しています。
2023年は、
3月の米国FOMCまではリアル口座を停止。
米国FOMC開催日
» 3月21日(火) 〜 22日(水)
理由としては、
相場環境が不安定になると考えているから。
EAには、以下の欠点があります。
EAは一方通行の値動きに弱い
つまり、EAトレードに不向きな期間とみています。
それまでは相場環境をみながら、
デモ口座を動かす。
このプロセスから、多くの学びを得ることを目標にします。
実際の結果は、こんな感じになりました。
▢運用結果 - 2週間分(1/2~1/13)
口座A:
» 週間利回り:プラス4.52%
» 週間損益:プラス65,796円
» 含み損益:マイナス61,695円
» 取引回数:20回
口座B:
» 週間利回り:プラス5.17%
» 週間損益:プラス69,576円
» 含み損益:マイナス28,580円
» 取引回数:18回
合計利回り「プラス4.83%」
合計損益「プラス135,372円」
含み損益「マイナス90,275円」
以下の2口座で「Flex EA」を稼働。
口座A:証拠金100万円
» 稼働ストラテジー:Default + BigDefault + FlexHybrid
» 稼働通貨ペア:5通貨ペア(EURUSD, AUDUSD, NZDUSD, AUDCAD, NZDCAD)
口座B:証拠金100万円
» 稼働ストラテジー:HarfGrid + v2Default + Scalper
» 稼働通貨ペア:5通貨ペア(EURUSD, AUDUSD, NZDUSD, AUDCAD, NZDCAD)
※認証口座については、2023年以降が運用結果になります。
まぁ、想定の範囲内かなと。
ただ、今回のデモ運用。
リアル運用を強く意識して動かしています。
具体的な運用方法を、詳しく見ていきましょう
■デモ口座だけど「ガチ設定」です…汗
運用方針は以下のとおり。
より保守的(リスク低)な設定で、週間の取引回数を一定にする
今回は「より保守的」というより「チョー保守的」な設定にしています。
ポイントは以下2つ。
①:取引サイズ「0.05ロット」
②:通貨ペア数「5つ」
「チョー保守的」と言える根拠、、、
それぞれ見ていきます。
▢根拠①:以前の取引サイズと比較する
過去の取引サイズを見ていきます。
(※100万円あたりのロット数)
2021年12月:0.09ロット
2022年4月 :0.05ロット
2022年7月 :0.05ロット
2022年11月:0.11ロット
2023年1月 :0.05ロット
2021年12月以降、最小のロットサイズで動かしています。
▢根拠②:以前の通貨ペア数と比較する
過去の稼働通貨ペア数を見ていきます。
2021年12月:20通貨ペア
2022年4月 :16通貨ペア
2022年7月 :14通貨ペア
2022年11月:12通貨ペア
2023年1月 :5通貨ペア
稼働通貨ペア数に関しては、過去最少です。
過去と比較すると1/2以下。
下げれるリスクは、徹底して下げました。
だけどデモ口座に対して、
なぜ、ここまでフルコミットするのか、、、
その理由をお話しします。
■3.「間違った選択」の積み上げ = 口座破綻?
AかBのどちらかを選んだら生き残る、どちらかを選んだら死ぬ、というような切羽詰まった「究極の選択」状況に立ち至った人は、そこにたどり着く前にさまざまな分岐点でことごとく間違った選択をし続けてきた人なんだから。
出典:評価と贈与の経済学 (内田樹;岡田斗司夫 FREEex)
あたりまえですが、
デモ口座を動かしても「1円」の利益も発生しません。
▢よくある質問:なんで、こんなことするの?
その答えは、
「正しい選択」の積み上げをするため。
✓間違った選択
①稼働時期 → ボラ上昇
②取引サイズ → 大きい
③稼働通貨ペア→ 多い
④パラメーター設定→ リスク高
複数の小さい「間違った選択」を積み上げたうえで、
大きな価格変動が起こらないと口座破綻はしません。
経験上、断言できます。
✓正しい選択
①稼働時期 → ボラ低下
②取引サイズ → 小さい
③稼働通貨ペア→ 少ない
④パラメーター設定→ リスク低
しかし、正しいと思う選択をしても「口座破綻」することはあります。
▢正しい選択ではないから、口座破綻する
その答えは、
相場環境がつねに変化し続けるから。
✓2021年のドル円
最大で「約8円」の値動き。
2021年の場合、年初はEAを動かすには不向きだったかもしれません。
その他の期間であれば、
仮にナンピン型EAであっても「行ったり来たり」なので、利確のチャンスが多かったことが分かります。
✓2022年のドル円
「約10円」以上の値動きが4回発生。
シンプルに見積もって、ドル円でEAを動かしていたら4回口座破綻していた。こう考えるのが自然です。
なぜなら、すべてのEAは以下の特徴があるから。
EAは一方通行の値動きに弱い
「2021年」と「2022年」を比べた場合、
「2022年」のほうが2倍以上大きい値動きをしています。
間違いなく、EAトレードに不向きな環境だったと言えるでしょう。
▢もし2022年にEAを動かすなら
2021年と比べて、
①稼働時期 → 1/2以下に
②取引サイズ → 1/2以下に
③稼働通貨ペア→ 1/2以下に
④パラメーター設定→ リスク1/2以下に
とするのが「正しい選択」だった。
反対に2021年と同じ設定で動かしていたら「間違った選択」と言えます。
2021年に「正しい選択」は、
翌年「間違った選択」になっていた。
2022年当初は、
2021年と同じ設定で動かしていました。
その「間違った選択」により口座破綻しています。
✓「間違った選択」に気づいたなら
「間違った選択」に気づいたら修正すればいいだけ。
2021年3月以降は、
設定を見直し、リアル運用での「口座破綻」を回避。
「修正」のプロセスは、当メルマガですべて公開しています。
■4.現在の相場は不安定なのか?
そういう決断をするように追い込まれるってことは「間違った決断」を連続的に下し続けてきたことの結果なんだよ。それは「問題」じゃなくて、「答え」なの。そんな決断しかねる窮地に直面するはるか手前で、そういう羽目に陥らないようにするために、何をしたらいいのかを考えなくちゃ。
出典:評価と贈与の経済学 (内田樹;岡田斗司夫 FREEex)
「2023年」の相場環境はどうなのかというと、、、
相場環境については「VIX」で確認。
この数字が大きければ不安定、小さいと安定と判断します。
現在は「18.35」
20以下なので低め、安定していると言えます。
▢なのに、なぜリアル運用を停止しているの?
口座破綻が起こるのは、
価格変動(VIX)が上昇したあとではなく
価格変動(VIX)が上昇する過程で口座破綻は起こる
つまりVIXが低い状態にあり、
これから上昇していく局面は、EAトレード向きの相場環境とは言えません。
具体的に、以下2つの場面で口座破綻しています。
口座破綻①:リアル口座 - 2022年3月
2022年2月にエントリーしたポジションの含み損失が大きくなり口座破綻。
≫ 参考:【9】2/28~3/4の運用結果
口座破綻②:デモ口座 - 2022年9月
2022年9月前半にエントリーしたポジションの含み損失が大きくなり口座破綻。
≫ 参考:【39】9/26~9/30の運用結果
2022年の口座破綻は、
2021年の「正しい選択」をそのまま使用したため、起こった。
「間違った選択」を積み上げた状態で、
EAトレードに不向きな「相場環境」で動かしたことで発生した。
こう考えるコトができます。
▢口座破綻の方程式
間違った選択 + 相場環境 = 口座破綻
この組み合わせが成立したとき、
口座破綻は起こる。
そして、今回のデモ口座で知りたいのは、
正しい選択 + 相場環境 =どうなる?
「正しい選択」が、
EAトレードに不向きな相場環境で、どこまで耐えられるのか?
EA「真の実力」を知るチャンス。
注意深く見守っていきます。
当メルマガでは、
「正しい選択」を増やし、
「間違った選択」を減らすことで、最終的な利益を目指します。
というわけで、今週は以上です。
来週も検証と改善の毎日を過ごしましょう(^_-)-☆
■最新のトレード環境
最新のパラメーター設定
Strategy
= Default + BigDefault + FlexHybrid + v2Default + HarfGrid + ScalperRealTakeProfit = 0
PipStep = 通貨ペアごとに変更
MM = off
ManualLot = 0.05
DD_TP_Mode = thisCharts
DD_StoplossPct = 1000
FloatingTP_Pct = ストラテジーごとに変更
MagicNumber = チャートごとに変更
MinBeforeNews = 240
MinsAfterNews = 30
» 参考:Flex EAを動かした「事実・結果」を報告する
» 参考:Flex EA初心者が『絶対』知っておくべきパラメーター設定