こんにちは。
今週は「損をする可能性」を減らしていきます。
1.運用結果 「マイナス0.55%」
2.損失の理由:「AUDUSD」を手動で決済しました
3.「NZDUSD」も停止 - ボラ高め
上記のとおり。順番に見ていきます。
■1.運用結果 「マイナス0.55%」
海外製EA「Flex EA」でFX自動売買しています。
» Flex EA 公式サイト
少額のリアル口座で運用再開。
この運用結果をもとに、検証と改善を繰り返していきます。
トレード環境は以下のとおり。
今週の運用結果はこんな感じ。
✓今週の運用結果 3/27~3/31
週間利回り:-0.55%
週間損益:-13.87ドル
取引回数:12回
含み損益:マイナス143.10ドル → 100.86ドル
現在は以下の3ストラテジーを稼働。
v2Default(※参考:v2Default (FlexEA)の運用結果|Q4 2022)
Scalper(※参考:Scalper (FlexEA)の運用結果|Q4 2022)
Shotgun(※参考:Shotgun (FlexEA)の運用結果|Q4 2022)
理想としては、
3ストラテジーが1/3ずつ取引してくれること。
✓現在の目標
3ストラテジーに取引を分散
取引回数ではなく、取引ロット数を分散
今週は損失となりました。
理由をいっしょに見ていきましょう。
■2.損失の理由:「AUDUSD」を手動で決済しました
先週から「AUDUSD」の停止をスタート。
週初の時点で残ポジションは以下。
AUDUSD買い - v2Default (0.02ロット)
AUDUSD買い - v2Default (0.02ロット)
AUDUSD買い - v2Default (0.04ロット)
詳しくは、先週の配信で解説しました。
そして今週、
「AUDUSD」「3ポジ」「0.06ロット」
全ポジションを決済しました。
▢報告:なぜ「マイナス」になったのか?
手動で決済しました。
具体的には以下のポジション。
AUDUSDの残ポジション、
ストラテジー「v2Default」を手動で決済し、損失を確定しました。
▢なぜ、決済したのか?
保有期間が長くなったから。
保有期間は以下のとおり。
AUDUSD → 2/15から (43日間)
AUDUSD → 2/24から (34日間)
AUDUSD → 3/7から (23日間)
保有期間が長くなると、つぎのデメリットが発生します。
マイナススワップの影響 → 損失が増える
取引回数の減少 → 収益(利益の可能性)が減る
つまり、
マイナスの可能性が一つ増え「-1」
プラスの可能性が一つ減る「-1」
「-2」のデメリットが発生している、ということ。
「保有期間」と「取引回数」は、最も重要な指標と考えています。
■3.「NZDUSD」も停止 - ボラ高め
先々週まで、以下5通貨ペアで取引。
「AUDUSD」「NZDUSD」「EURGBP」「AUDCAD」「NZDCAD」
そして先週から「AUDUSD」を順次停止。
今週に完全停止しました。
理由としては、
相場が不安定になったとき、含み損失が大きくなる可能性が高いから。
各通貨ペア・過去のボラ(変動幅)を見ていきます。
✓10日間の値幅平均(過去250日)
AUDUSD:279 pips
NZDUSD:257 pips
EURGBP:212 pips
AUDCAD:227 pips
NZDCAD:234 pips
※10日間で何pips動くかを平均化したもの。
✓ボラティリティ(過去250日)
AUDUSD:19.85
NZDUSD:19.24
EURGBP:13.52
AUDCAD:10.51
NZDCAD:11.77
※VIXと同じ計算式で数値化したもの。
この数字が大きいほうが、含み損失が大きくなりやすい傾向あり。
動かしていたのは5通貨ペア。
このなかで数字が一番大きいのは「AUDUSD」
こうした理由から「AUDUSD」を停止しました。
▢二番目に大きいのは「NZDUSD」
今週、さらなる絞り込みを行いました。
具体的には「NZDUSD」を停止。
こちらは、全ポジションを手動で決済・停止しています。
理由としては、
相場が不安定になったとき、含み損失が大きくなる可能性が高いから。
✓ボラティリティ(過去250日)
AUDUSD:19.85
NZDUSD:19.24
EURGBP:13.52
AUDCAD:10.51
NZDCAD:11.77
5通貨ペアのなかで数字が、
一番大きいのは「AUDUSD」二番は「NZDUSD」です。
ボラが大きい2通貨ペアを3月後半に停止したことになります。
▢今後の運用への影響をみてみる
✓3ヶ月の損益
AUDUSD/NZDUSDの損益:159ドル
全通貨ペアの損益:530ドル
割合を計算してみると、
(159ドル / 530ドル) × 100= 【30%】
なので、約30%分の収益(利益の可能性)が消える。
と同時に、約30%分のリスク(損失の可能性)もなくなります。
▢損をする可能性を減らす
完全無欠のトレーディング方法は、有史以来、一度も発見されていない。利益とは、損をする可能性への対価なのだ。
出典:WORLD END ECONOMiCA II (支倉 凍砂)
あらためて、
なぜ稼働通貨ペアを減らすのか確認します。
なぜ「損失が大きくなる可能性が高い」と考えるのか?
2023年相場は、不安定になると考えているから
✓まともな相場環境なら、銀行はつぶれたりしない
2023年3月、以下の銀行が破綻しました。
シリコンバレー銀行(史上2番目の規模)
クレディスイス(救済合併)
前回、銀行破綻が発生したのはいつか?
ベアスターンズ(救済合併)→ 2008年
リーマンブラザーズ(史上最大の規模)→ 2008年
メリルリンチ(救済合併)→ 2008年
現在が、まともな相場環境だとは考えていません。
そして、
EA自動売買が利益をもたらす前提条件は以下。
優位性があるロジックのEAを
相性がいい相場環境で
より長く動かす
年間を通して「2. 相性がいい相場環境」を満たすのは難しいと考えています。今年は「稼ぐ」を目標とする年ではないでしょう。
当メルマガでは、
経験にもとづかない「理論」や「知識」の話はしません。
損失という痛みをともなった、
「運用結果から学ぶ」を目標としています。
というわけで、今週は以上。
来週も検証と改善の毎日を過ごしましょう(^_-)-☆
■最新のトレード環境
最新のパラメーター設定
Strategy
= v2Default + Scalper +ShotgunRealTakeProfit = 0
RealStopLoss = 5000 (Shotgunのみ)
PipStep = 通貨ペアごとに変更
MM = off
ManualLot = 0.01 or 0.02 or 0.04
DD_StoplossPct = 1000
FloatingTP_Pct = ストラテジーごとに変更
UseEarlyRecoveryMode:on
StartRecovery:2
MagicNumber = チャートごとに変更
MinBeforeNews = 240
MinsAfterNews = 30
» 参考:Flex EAを動かした「事実・結果」を報告する
» 参考:Flex EA初心者が『絶対』知っておくべきパラメーター設定