こんにちは。
今週は「取引バランスの調整」を解説します。
1.運用結果 「プラス4.41%」
2.「Shotgun」の取引比率を改善
3.ストラテジー「Scalper」を追加
4.取引サイズを変更「0.01 ~ 0.03」
上記のとおり。順番に見ていきます。
■1.運用結果 「プラス4.41%」
海外製EA「Flex EA」でFX自動売買しています。
» Flex EA 公式サイト
少額のリアル口座で運用再開。
この運用結果をもとに、検証と改善を繰り返していきます。
トレード環境は以下のとおり。
今週の運用結果はこんな感じ。
✓今週の運用結果 3/13~3/17
週間利回り:4.41%
週間損益:101.88ドル
取引回数:20回
含み損益:マイナス186.91ドル → 118.56ドル
3月から、
ストラテジー「Shotgun」を追加始動。
Shotgun(※参考:Shotgun (FlexEA)の運用結果|Q4 2022)
※ この戦略は、ほどよい大きさの相場の動きを探し、グリッドトレードを開始しますが、それぞれのポジションには「200pips」の SL が設定されます。この戦略はワイルドカード的なものであり、時に非常に上手く行く場合もあれば、その逆もあり得る戦略です。
✓先週指摘した問題点
全取引に占める割合が大きい【75%】
さっそく改善に取り組みました。
今週の運用結果をもとに、詳しくみていきます。
■2.「Shotgun」の取引比率を改善
先週、こんなことを指摘。
もっと、バランスよく取引できないものか?
現在は以下の3ストラテジーを稼働。
FlexHybrid(※参考:FlexHybrid (FlexEA)の運用結果|Q4 2022)
v2Default(※参考:v2Default (FlexEA)の運用結果|Q4 2022)
Shotgun(※参考:Shotgun (FlexEA)の運用結果|Q4 2022)
理想としては、
3ストラテジーが1/3ずつ取引してくれること。
まずは、運用結果を確認していきます。
▢損益については「1/3」を達成
週間利回り:1.36%
週間損益:31.77ドル
取引回数:10回
全取引に対する割合をみてみると、
✓Shotgunの損益
今週の損益【101.88ドル】
Shotgunの損益【31.77ドル】
31.77ドル / 101.88ドル = 【31%】
✓Shotgunの取引回数
全体の取引回数【20回】
Shotgunの取引回数【10回】
(10回 / 20回) × 100 = 【50%】
損益ベースでは「1/3」
取引回数ベースでは「1/2」
Shotgunのトレード比率をここまで改善しました。
具体的な方法を見ていきます。
■3.ストラテジー「Scalper」を追加
まずは取引回数から。
取引回数のバランスを調整する方法は、以下2つ。
「Shotgun」の取引回数を減らす
「Shotgun」以外の取引回数を増やす
つまり、こんな感じを目指します。
✓「Shotgun」の取引回数を減らす
Shotgun:10回(50%) → 6回(37%)
Shotgun以外:10回(50%) → 10回(63%)
✓「Shotgun」以外の取引回数を増やす
Shotgun:10回(50%) → 10回(37%)
Shotgun以外:10回(50%) → 17回(63%)
週の途中から稼働ストラテジーを変更。
「FlexHybrid」を停止して「Scalper」を動かし始めました。
▢ストラテジー「Scalper」の特徴
Scalper(※参考:Scalper (FlexEA)の運用結果|Q4 2022)
※より小さく急激な市場の動向を見極め、「5~12pips」ほどの小さな利益をスキャルピングで狙います。価格が反転した場合、最大7つのポジションを保有。
ポイントは以下3点
取引回数多め
エントリー精度低め
2021年5月から動かしているフォワードテストを参考にしています。Myfxbookで公開しているので、気になる方は参考にしてください。
つづいては、
他ストラテジーとの比較を見ていきます。
✓運用結果・まとめ(ストラテジー別)
※ストラテジー/取引回数/利回り
※3か月あたりの運用結果
Default / 130回 / 21.68%
BigDefault / 83回 / 29.99%
FlexHybrid / 132回 / 39.82%
HarfGrid / 123回 / 43.15%
v2Default / 203回 / 54.49%
Scalper / 261回 / 84.75%
FlexHybrid(132回)と比較して、Scalper(261回)の取引回数は約2倍。
まずは「Shotgun」以外の取引回数を増やす
これを第一目標に。
そして各ストラテジー、
取引回数の集中をなくしていきます。
■4.取引サイズを変更「0.01 ~ 0.03」
いままでは、全通貨ペア・全ストラテジーとも、
同じ取引サイズ(0.01)で動かしていました。
そして、先週から以下のように変更。
FlexHybrid:0.01 → 0.02
v2Default:0.01 → 0.02
Shotgun:0.01
「Shotgun」以外の取引サイズを2倍にしました。
▢損益ベースでは「1.5倍」になると想定
先ほど書いたように、
今週から「FlexHybrid → Scalper」に変更。
取引サイズも以下のように変更しています。
v2Default:0.02 → 0.03
Scalper:0.02
Shotgun:0.01
v2Defaultは、
サイズを1.5倍にしています。なので、損益も1.5倍に。
Scalperについては、
FlexHybridから取引回数が2倍になると想定。なので損益も2倍に。
Shotgunの取引サイズは変更なし。
よって損益は変わらず。
損益ベースでは、全体で約1.5倍大きくなる。
こう考えています。
▢取引サイズ変更の目的は?
目的のあいまいな作戦は、必ず失敗する。
出典:失敗の本質 (戸部 良一)
各ストラテジー別のトレード割合を分散するため。
具体的には、
「取引回数ベース」ではなく、
「取引ロット数ベース」でバランスよく取引すること。
✓先週(3/6~3/10)のバランス
取引ロット数基準では以下のとおり。
FlexHybrid:0.06ロット →【約29%】
v2Default:0.04ロット →【約19%】
Shotgun:0.11ロット →【約52%】
✓今週(3/13~3/17)のバランス
Scalper:0.10ロット →【約31%】
v2Default:0.12ロット →【約38%】
Shotgun:0.10ロット →【約31%】
少しは、改善できたのかなと。
来週以降も、微調整を繰り返していきます。
■これから、どうなる、、、
▢現在の運用方法について
損切りなし
最大損失は全入金額
より保守的な設定に調整し続ける
なので、
入金額はすべて失う可能性を想定。
そのうえで、
より低リスクへ改善し続ける。
✓コロナショック後の相場環境
2020年:ボラ高+急落+反発
2021年:ボラ低+上昇
2022年:ボラ中+下落
2023年:?
▢2023年は「ボラ高+急落」を想定
自動売買向きの相場環境は「ボラ低」
そして、不向きの相場環境は「ボラ高」
なので、EAトレードには厳しい1年になるかもしれません。今年は、経験を行動に変える1年だと考えています。
彼らには哲学者ジョージ・サンタヤナの名言をぜひ知ってほしい。「過去から学べない者は過ちを繰り返す」
出典:MEGATHREATS(メガスレット)世界経済を破滅させる10の巨大な脅威
当メルマガでは、
「利益」「稼ぐ」にはコミットしません。
厳しい相場環境でも、
生き残れる「本物のトレードスキル」の習得を目指します。
というわけで、今週は以上。
来週も検証と改善の毎日を過ごしましょう(^_-)-☆
■最新のトレード環境
最新のパラメーター設定
Strategy
= v2Default + Scalper +ShotgunRealTakeProfit = 0
RealStopLoss = 10000 (Shotgunのみ)
PipStep = 通貨ペアごとに変更
MM = off
ManualLot = 0.01 or 0.02 or 0.03
DD_StoplossPct = 1000
FloatingTP_Pct = ストラテジーごとに変更
UseEarlyRecoveryMode:on
StartRecovery:2
MagicNumber = チャートごとに変更
MinBeforeNews = 240
MinsAfterNews = 30
» 参考:Flex EAを動かした「事実・結果」を報告する
» 参考:Flex EA初心者が『絶対』知っておくべきパラメーター設定